平成24年度 大垣市学校教育指導の方針と重点
学校教育は、知・徳・体の調和のとれた人間性豊かな児童生徒の育成を目指すとともに、生涯学習の基礎を培うという観点に立ち、社会の変化に自ら対応でき、創造性に富む児童生徒の育成を期して進められ、活力ある児童生徒が多く見られるようになってきた。一方で、児童生徒の自立の遅れや問題行動の多様化、学習意欲や体力の低下など、様々な問題が生じている。
こうした中で、以下の3点を基本的なねらいとして学習指導要領が改訂された。
- 教育基本法改正等で明確になった教育理念を踏まえ「生きる力」を育成すること
- 知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視すること
- 道徳教育や体育などの充実により、豊かな心と健やかな体を育成すること
これらを踏まえ、県は「岐阜県教育ビジョン」を策定し、目指す教育の理念や方向性を示した。特に、児童生徒一人一人を一層大切にするとともに、将来、社会人として自立できる学力を身に付けるよう、基礎的・基本的な知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視し、「一人一人に『生きる力』をはぐくむ指導」と「学校の教育目標の具現に徹する学校経営」を方針としている。
本市においては、「みんなで学び、みんなに学ぶ」学級・学習集団づくりを基盤として、次の2点を中心に、保幼・小・中一貫性のある教育を推進してきた。
- 基礎・基本の指導の徹底によって、確かな学力を身に付けること
- 健やかな体の育成を基盤として、自他の生命を尊重する心や規範意識を養う心の教育の充実を図ること
この中で、自らの目標に向けて、地道にこつこつと努力する子どもが多く見られるようになってきた。
そして、こうした子ども達を一層高めるために、本市では「ふれあい、学びあい、深めあう 文教のまち大垣」を目指して「大垣市学校教育振興計画」を策定し、次のように基本理念、基本目標を設定した。
- 基本理念
- 未来に夢と希望をもち、今をひたむきに生きる子どもの育成の実現
- 基本目標
- 一人一人が学ぶ喜びを感じ、学力を十分に伸ばすことができる教育を目指します。
- 心打つ豊かな体験と仲間とのふれあいにより、豊かな心と健やかな体をはぐくむ教育を目指します。
- すべての子どもたちの一人一人のよさや可能性を伸ばすきめ細かな教育を目指します。
- 指導力をそなえ、誰からも信頼を得られる教員の育成を目指します。
- 地域に誇れ、地域が誇れる活力ある学校づくりを目指します。
- 安心・安全に配慮した快適な学校環境の整備に努めます。
以上を実現するために、管理職等は、自らの職務を再確認し、次の3点に基づき自主的・自律的な学校経営に努め、特色ある学校づくりに万全を期さなければならない。
- すべての子どもたちに「生きる力」をはぐくむ教育を推進する。
- 学校の伝統や風土、地域の特性に即した特色ある学習活動や学習環境を整備するとともに、開かれた学校運営に努め、学校と家庭と地域と協同して、みんなで育てる教育を推進する。
- 全教職員の教育に対する情熱と自己資質を高める使命の自覚を促し、学校の教育目標の具現に徹する学校経営をする。
また、すべての教職員は、公教育の推進者としての自覚を深め、次の3点に基づき、使命感の高揚と倫理観の確立とともに、教科・領域の指導や生徒指導、学級経営の力量など、教職員としての資質や能力を一層高めなければならない。
- 信頼と愛情を基盤とした児童生徒理解に努め、一人一人のよさを認め、可能性を伸ばし、仲間に生かす指導の充実を図る。
- 教育環境の基盤として、「みんなで学び、みんなに学ぶ」学級・学習集団をつくる。
- 学校の教育目標を具現するため、絶えず研修に努め、豊かな人間性、幅広い知見、確かな指導力を身に付ける。
以上のことから、次のように学校教育指導の方針を定める。
- 児童生徒一人一人のよさを認め、伸ばし、生かす指導をする。
- 学校の教育目標が児童生徒一人一人の姿に具現する学校経営をする。